7月19号星期四(木曜日)中国語に見るいじめ

「欺负(qīfu)」
「いじめ」の中国語ですが、
程度が強くなると
「欺侮(qīwǔ)」といい、
さらに行為によっては
「凌辱(língrǔ)」というようです。

「凌辱」となると
さすがに言葉の軽さが
失せますね。

「欺负」ならまだ
かわいげがあります。
どちらかというと
「淘气(táoqì)」、
つまり「いたずらっこ」という
雰囲気がありますからね。
分別がまだあまり無いような子が
やってしまうような
「いじめ」です。
こういうのは
成長してから
はっと気づき、
やがて自分のとった行動に
狼狽するものです。

「欺侮」になると
かわいげはなくなります。
分別はとうに理解している。
つまり「いじめ」をしているとの
理解のもと、いじめる。
気にくわないから、とか、
むしゃくしゃするから、とか。
とにかく一方的な態度です。

そして「凌辱」
こちらはもう相手の
人間性を無視した行為ですね。

そしてこれら、
三つに共通していることが
あるんですが、
おわかりでしょうか?

いずれも言葉なんですね。
手は挙げていない。
「欺负、欺侮」は
だましたり、欺いたり、
相手の欠点などを
罵ったり、馬鹿にしたりすることです。
「凌辱」についても
侮辱行為なわけですよ。
程度によっては手も出すことが
あるでしょうが、
多くは言葉の問題です。

日本語の「いじめ」の中には
あきらかに暴行も含んでいます。
いつのまにか、
日本語の「いじめ」の範囲は
とてつもなくひろがってしまった。
言葉は絶えず変化していくものですから、
それはそれで仕方無いですが、
「いじめ」はどこかで線引きした方が
いいように思います。

わたくしは
「分別のつかない幼い子の悪口」
程度までが「いじめ」でいいと
思います。
それ以降の程度は
言葉で口汚く罵られたり
揶揄を受けたりすることは
「侮辱、凌辱」でいいと思いますし、
手が出たなら
しっぺやでこピンでも
「暴行」でいいと思います。
「いじめを受ける」
「侮辱を受ける」
「暴行を受ける」

規定したらしたでまた
いくらでも問題が出ることは
分かります。
しかしながら、分別あるものが
「いじめ」の範囲を勝手に
拡大して「遊び」とか言って
姑息に自分を守ろうとすることには
許し難い気持ちが大きいです。

中国語学習の旬な情報は
↓↓↓↓こちらからどうぞ。
にほんブログ村 外国語ブログ 中国語へ
にほんブログ村

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

55
2012年07月26日 11:56
初めまして。
「欺负」「欺侮」の違いについて調べているのですが、記事でのご説明について根拠を確認できる資料はありますか。

自分で確認できたのは、出典不明ながらBitEX等いくつかの投稿日中辞典にコピペされている下記のみです。中中辞典では細かい違いについて説明されているものを見つけることができませんでした。
---
『比較』欺负:欺侮 qīwǔ
(1)“欺侮”は“欺负”よりも侮辱の度合いが強い.
(2)“欺侮”は書き言葉に用いることが多く,“欺负”は書き言葉にも話し言葉にも広く用いられる.
---

もう一点、日本語で「凌辱」というと性的な暴力の意で使われることがありますが、中国語ではそのような意味はないということでしょうか。

お手すきでしたらお教えいただけましたら幸いです。
2012年07月26日 19:54
ご訪問、ならびにコメントを頂きまして、
有難うございます。
お尋ねの件ですが、
「欺负」および「欺侮」が
現代語として用いるようになる
過程を見る必要があるかもしれません。
それぞれ、言葉の成り立ちとしましては
かなり古く、「逸周書」だとか、
「漢書」だとか、
その辺りまでさかのぼることが
できるようです。
もちろんその頃は
「イジメ」という意味よりも、
文字通り、「欺きそむく」、
「欺きあなどる」という意味でして、
やや現在とはずれる印象です。
わたくしがここで述べたのは
少々感覚に頼った意見でしたので、
特に根拠となる事柄を
お示しすることはできません。
勉強不足です。申し訳ございません。

ここの記事の意図として、
精神的な攻撃に重きを置く行為が
「イジメ」の本義であるとするならば、
物理的、肉体的な攻撃までを
主たる「イジメ」の範囲に含むことに
違和感を覚えたからです。

実際知人に聞きますと、
「欺负」にはいささかの暴力も
含むようではあります。

「凌辱」も現代日本語の
語義だと性的なはずかしめの方に
傾いている気がしますね。
中国では使わない方がよい言葉です。
もちろん日本語の上記のような
語義も持っています。

お役に立ちましたら幸いです。
55
2012年07月27日 12:19
お返事ありがとうございます。
実体験に基づく感覚であること了解しました。

その後こちらでも周りの中国人に訊いたりした結果を昨日ここに書き込もうと思ったら、何度か文字数制限に引っかかって失敗し、短時間に何度も書き込もうとしたためか、その後スパム判定され書き込めなくなってしまいました。

調べた内容は北辞郎という中国語辞典サイトの請問BBSにトピックを作成しました。ご興味があればご覧ください。ありがとうございました。

この記事へのトラックバック